2013年5月1日水曜日

今ひとたびの修羅

新国立劇場
中ホール
シスカンパニー
作:尾崎士郎 演出:いとうひでのり
堤真一 宮沢りえ 風間杜夫 小池栄子 小池圭介 他
尾崎士郎作の人生劇場をシスカンパニーが、いとうひでのり脚本、演出で上演したもの

昭和初期を舞台に一途な人間の思い、有り様を描いた作品。


2013年4月22日月曜日

ヘンリー4世

彩の国さいたま芸術劇場
18:00〜
埼玉芸術文化振興財団/テレビ朝日
作:シェイクスピア 演出:蜷川幸雄
吉田鋼太郎 松坂桃李 木場勝己 立石涼子 星智也

蜷川幸雄が手掛ける彩の国シェイクスピア・シリーズ
本来は1部と2部に分かれた2本の戯曲を1本の戯曲として上演されたもの。
昨年来、蜷川演出には余りいい印象を持っていなかったので、シェイクスピアもので有れば、どうか?と思って観劇。
芝居全体としては、4時間を上回る作品を飽きさせずに見せたのはさすがか?
役者はフォルスタッフを演じた吉田が、コミカルで楽しく、少し物悲しい役どころを旨く演じていた、キャストの中では、やはりヘンリー4世を演じた、木場が秀逸‼ 木場はどの役を演じてもだが、存在感抜群で有る、芝居を壊すこと無く、しっかりと主張している、本当にいい役者だと思う。
脇を固めた立石、星もいい演技をしており、底堅い。
ヘンリー5世を演じた松坂が滑舌が悪く、シェイクスピア戯曲の禅問答の様な語りが活きていなかったのは残念。若い役者を育てると云う、蜷川さんの思いなのだろうが、結果は残念。
演出、舞台、衣装はオーソドックスだが、締まっていて良かった。気をてらった演出、意味の無い?役者が出る事も無く、良くまとまっていた。やはり、自分の劇場だからだろうか、舞台の使い方、転換が、非常に良くまとまっていて良かった。
全体としては、良い出来か。