作:井上ひさし 演出:蜷川幸雄
こまつ座 ホリプロ
大竹しのぶ 藤原竜也 他
井上ひさし生誕77フェスティバル2012 第7弾として蜷川幸雄演出で上演されたもの |
井上ひさしの作品を蜷川幸雄演出、大竹しのぶ主演で公演とのことで興味が有り観劇。
狭い社会の中に似たもの同士がひしめき合う日本の社会を「近親相姦的社会」とし、ギリシャ悲劇・グレゴリオ伝説などを取り入れて書いた作者中期の作品。物語は薄汚れた説教聖(木場勝巳)と赤子連れの三味線女(立石涼子)が「日の浦姫物語」なる説教節を語るという、劇中劇の形式。
話の流れとしては、平安時代奥州で藤原成親が子を授かったが妻は無くなり、それと引き換えに美しい双子の兄妹(<稲若>藤原竜也、<日の浦>大竹しのぶ)が生まれる。二人は中睦まじかったが、父成親の無くなった夜、禁忌を犯す、たった一度の交わりで子を宿してしまう。子は神仏に身をゆだねるとのことで、海に流されるが、18年後、若武者姿の魚名(藤原)として娘の前に現れ、姫の窮地を救う。魚名は姫と夫婦となるが、2人は母子だったことが判明する。2人は懺悔し、共に両目をついて別れ別れとなるが、最後は贖罪の奇跡が起こるという話。
話の流れとしては、平安時代奥州で藤原成親が子を授かったが妻は無くなり、それと引き換えに美しい双子の兄妹(<稲若>藤原竜也、<日の浦>大竹しのぶ)が生まれる。二人は中睦まじかったが、父成親の無くなった夜、禁忌を犯す、たった一度の交わりで子を宿してしまう。子は神仏に身をゆだねるとのことで、海に流されるが、18年後、若武者姿の魚名(藤原)として娘の前に現れ、姫の窮地を救う。魚名は姫と夫婦となるが、2人は母子だったことが判明する。2人は懺悔し、共に両目をついて別れ別れとなるが、最後は贖罪の奇跡が起こるという話。
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