東京芸術劇場 2013/1/19 19:00~
原作:根本順善 脚本・演出:森井睦 舞台美術:仮屋崎省吾
企画・製作:ピープルシアター
小山明子 伊藤友香 コトウロレナ 磯村みどり 白石奈緒美 岡橋和彦 西丸亮 市川博樹
二宮聡 荒川智大 武藤弐吉 他
初日を前にして夫:大島渚が亡くなった小山明子が名実ともに「女のほむら」を見せた好舞台!!
話は明治の毒婦 高橋でんを題材にしたもの 毒婦としてというよりは、女の性、 夫を支え続けた
女としてのけなげな側面を描き出すことで、まさに「女のほむら」を描いている。
舞台・演出はすっきりしていて見やすい。でんを3人の女性が演じる演出も最初は違和感を感じた
がすぐに馴染んできて、自然に感じられるようになる、お伝を演じる小山、伊藤、コトウロレナはそ
れぞれに、色気と凄みがあり、お伝を良く演じている、伊藤、コトウロレナは前回のアンティゴネー
でも、存在感のある演技をしており、ともに美形であることから、今後楽しみな役者さんである。
演出は一部、長塚圭司の浮標に似た舞台づくりであり、二人の語りをおいて、劇中劇の形式を
とっている。「お伝」の一生。ほむらを客観的に見せていこうという演出なのだろう。
地味であるが、秀作!!
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